作品解説 – アートアクアリウム展 名古屋2025

●カレイドリウム

金魚泳ぐ万華鏡の世界。水槽の三角を覗いてみると、作品のなかを万華鏡のように見ることができます。優雅に泳ぐ金魚の姿が、美しい模様のように見える体験をぜひお楽しみください。

●キリコリウム

江戸時代から伝わる伝統工芸である、江戸切子の水槽作品。 江戸切子の特徴であるカットグラス工法の良さが生き、 美しい模様とその中を泳ぐ金魚たちが融合します。上から見ても横から見ても、その美しさを感じられる作品です。

●ボンボリウム

ぼんぼりをモチーフにした水槽作品。ぼんぼりの中で光る灯りのように、金魚が優雅に泳ぎます。照明のようなこの水槽作品が、空間に明かりを灯し、その場所を幻想的に彩ります。

●ロータスリウム

日本の夏の季語でもある花“蓮”をモチーフとした作品。幾重にも折り重なる蓮の花弁から水が滴り、水の流れも感じられる涼やかな作品です。“蓮”と“金魚”が織り成す、 華麗で優美な世界観が広がります。

●金魚の竹林

水と光の泡の柱の中を、金魚たちが優雅に泳ぎます。まるで竹林の中にいるような空間が広がり、幻想的な光に包まれます。

●金魚コレクション

ふだんなかなか目にすることのない珍しい品種を中心に、種類ごとにアートギャラリーのように展示します。ライティングの演出とともに、金魚を様々な角度から鑑賞できる作品です。

●行燈リウム

日本の伝統的な照明器具である行燈をモチーフにした作品。揺らめく炎のように光の中を泳ぐ金魚たちが道行をいざないます。

●タマテリウム

玉手箱をモチーフにした水槽に、金沢の金箔で絵柄を施した作品。 24金で全て貼られているその模様は、舞泳ぐ金魚を華麗に描きます。

●花魁

アートアクアリウムを代表する大型水槽作品“花魁”。大きな金魚鉢のなかを金魚たちが舞泳ぎ、華やかできらびやかな空間が広がります。

●帯舞

巨大金魚鉢“花魁”をもとに、躍動的に舞う帯をイメージした作品。背後には提灯の明かりが灯り、和の趣を表現する幻想空間作品です。
「帯舞」「花魁」エリアの聳え立つ姿は、荘厳な雰囲気を醸成します。

●オリガミリウム

沢山の金魚たちが泳ぐ、ひときわ大きな金魚鉢。 日本の美しき伝統「折り紙」に着想を得て、折り紙で折られた球体をモチーフにした作品です。背景には、折り紙の金魚が飾られます。

●金魚の石灯籠

神社仏閣に灯りをともす石灯籠をモチーフにした作品。灯籠の火袋部分が水槽となり、そのなかを泳ぐ金魚はまるで灯火のようにゆらめきます。

●金魚の滝

淡い光の中、波打ちながら重層的に連なる水の壁。静かに流れ落ちる水は、まさに金魚の滝。流れ落ちる水の裏側に回ると、舞い泳ぐ金魚を目の前に見ることができます。

●九谷五彩金魚

円柱水槽のなかを、九谷焼が彩る新作。九谷焼の鮮やかな色彩で描かれる金魚と、その周りを優雅に泳ぐ金魚が融合する作品です。

●金魚の水琴

日本庭園に見られる装飾のひとつ、水琴窟(すいきんくつ)をモチーフにした新作水槽作品。水の流れと、鮮やかに彩る花々が、伝統的な趣を表現します。

●九谷金魚品評

日本の伝統工芸である九谷焼で制作された金魚品評。鮮やかな色彩と華やかな絵付け、さらにアートアクアリムの家紋が描かれた陶器の中を金魚が優雅に泳ぎます。

●金魚品評

水槽のなかを優雅に泳ぐ金魚。水面が波立たず、上からのぞいて鑑賞する作品です。水槽の縁まであふれんばかりに水が入れられ、水面まで顔をのぞかせた金魚の愛らしい表情も楽しめます。

●風神雷神

“風”と“雷”をイメージした水槽と、背景を飾る“風神雷神”で空間をダイナミックに演出する新作。日本美術に根付く“風神雷神”を、アートアクアリウムならではの水槽作品として表現します。

●フラワーリウム

華道家・假屋崎省吾氏とのコラボレーション作品。金魚と花の融合が、空間を華やかで鮮やかなものへより一層引き立てます。